2011/8/9(火)-10(水)朝小・リアルサイエンス
サマースクール@学習院女子大
昨年に引き続き、今年も朝日学生新聞社とリアルサイエンス主催のサマースクールが学習院女子大学で開催されました。2日間とも気温の高い真夏日でしたが、特別講演会や各種ワークショップには約8000名の方々にご参加いただきました。リアルサイエンスでは「本物に触れ、観察や実験、作業やものづくり等の体験に基づいた理数教育」をテーマに今年も講演会や様々なワークショップを理事長はじめ、理事の先生方、リアルサイエンスマイスターの方々、リアルサイエンスの活動に賛同して下さっているボランティアの方々、事務局スタッフ総動員で実施致しました。当日の様子を、今回ボランティアとして活動に参加して下さった学生のみなさんの報告文の一部と共にご紹介します。
【特別講演会】
秋山仁先生の 見て、触って、試して納得、なるほどサイエンス
くらしの中で算数が使われていることを教材を使って体験しながら学ぶ体験型授業を実施しました。秋山先生の楽しいお話とアコーディオンの生演奏もあり、会場は笑いと音楽と驚き、発見、ワクワク感で包まれました。
【ワークショップ】
「空気でものづくり」リアルサイエンスマイスター 奥山勇太郎先生
いつもユニークで楽しいプログラムを考えてくださる奥山先生が、身近なものを使って「空気」を楽しく面白く感じることが出来るということを教えてくださいました。いつもとちょっと違った学びに子供たちは興味津々です。
紙で作った風車で空気の流れを感じたり、空気圧を利用した伝言ゲームをしたり、穴のあいたプラカップを手を使わずに風船を使って運んだりなどの頭と体を使った学びに、子供たちは積極的に考えて工夫をしていました。生活の中で一番身近な「空気」という存在の大切さを理解し「空気」の面白さや不思議をいっぱい発見できたと思います。最後のフィナーレでは、エアークラッカーと風船飛行機で空中を華やかに彩り、今回のプログラムを終えました。(駒澤大学 高橋さん記)
「日本の恐竜発掘リポートと化石レプリカ作り」西岡敏三先生
ワークショップの先生は兵庫県立人と自然の博物館にお勤めの西岡敏三先生です。恐竜のことが大好きでとても詳しいミニ博士たちが多数集まりました。低学年の子たちは丸腰の弱そうな恐竜が天敵から食べられなくするようにする工夫を絵に描いて表そうという課題に取り組みました。また、高学年の子たちは、実際の化石を一つ選んで、それが当時どのような生き物であったかを考えて絵に描いてみようという課題に取り組みました。両方共想像力が必要な課題で、子供たちはとても真剣に考えて、自分の考えを周りの子に伝えていました。最後は化石レプリカ作りをやりました。その出来栄えに子供達は全員感動していたようです。(東工大サイエンステクノ 横田さん記)
「メスもハサミも使わない解剖教室」 リアルサイエンス理事 品川明先生
講義名の通り、解剖ではメスを使わず、子供たちは手で煮干しをちぎって脳や心臓等の内臓、骨、神経、筋肉などを各々の力で見つけ出し、楽しく安全に生命に対し興味をましていました。クイズや質問等にも積極的に参加し各々自己を高めあっていました。イワシの耳石や神経等はとても小さくわかりづらいため、みつけられない子供も少なからずいましたが、そのような子供には先生やスタッフがヒントをだすなどして極力自分の力でみつけられるようサポートしました。自由な発想で命について考えた小さな科学者たちはみな満足した顔つきで教室をあとにしました。(慶應大学 木下さん記)
「数学の定理でアートしよう!」~平面を埋め尽くす図形の謎~
リアルサイエンスマイスター洞田大輔先生
今回のテーマは「平面充填」でした。一見難しそうなこの定理を洞田先生がトイレットペーパーと正四面体を使って楽しく説明してくれました。まずはトイレットペーパーの芯を展開します。すると平行四辺形ができます。それをパズルのように組み合わせていくと隙間なく敷き詰めることができます。これが平面充填です。次は正四面体を切り開いていきます。5枚の紙に正四面体の展開図が描かれており、これをハサミで丁寧に切っていきます。のりしろにのりをたっぷりとつけて正四面体を組立て、重ね合わせていきます。細かい作業の連続で悪戦苦闘する子が辱出でしたが、先生や大学生、高校生たちの力を借りてがんばりました。そしていよいよ完成した正四面体にハサミをいれて展開していきます。「頂点と頂点を結ぶ線をひく」「バラバラにならないようにする」という2つのルールさえ守ればあとは子供たちの自由です。どの子も想像力を働かせながら思い思いの線を引いていきます。展開が終われば後はパズルのように組み合わせて平面充填を実感します。どの子も大人の想像もつかない形を作り上げる事ができました。一人一人の個性が輝くいい作品がたくさん完成しました。夏休みの自由研究にしたいという子が何人もいました。(明治大学 柳井さん記)
「火山の噴火」リアルサイエンス理事 古川 和先生&リアルサイエンスマイスター
火山のでき方や火山の形の不思議を、ミニチュア火山を噴火させる実験を通して、調べました。教室にはチョコレートのような甘い香りとお酢の匂いがたちこめました。子供たちは火山から噴火した液体の流れを観察しながら、溶岩の流れる速さと山の形の関係について考えました。実験の後には、世界の火山について、地震はなぜ起こるのか、私たちの住む地球の表面はどうなっているのかを、古川先生が写真や絵を見せながら解説してくださいました。
「人間の脳と視覚の不思議」自由参加教室
ここでは実験やクイズなどを通して視覚について知ってもらいました。子供たちはとても好奇心旺盛で僕達に質問をしてきたり、逆に「これはこういう事でしょ?」とこれから説明することを先に言ってしまう子もいました。やはり子供たちが一番楽しんだのは盲点(盲斑)の実験でしょう。僕が担当した―ブースはガラガラなんおにそのブースだけはいつも人が並んでいました。中には「ムササビが消えない!」といって3回も繰り返し実験した子もいたそうです。僕の担当したブースは、前のブースとよく似たものだったので結果が予想しやすく答えを言ってしまう子が多かったです。でも「理由は?」と聞くと誰も答えることができず、説明するととても驚いていました。教えてあげるのもやりがいがあり、とても楽しかったです。特に子供が驚くのをみると「やった!」と思い、大変勉強にもなりました。
(中央大学附属高校 山崎さん記)
「ミステリーフェスティバル」自由参加教室
部屋の中に入ったら君は科学捜査官!推理力と科学の力でくまさんに起こった事件の謎を解き明かそう、というテーマで教室内に用意された「事件現場」の設定と、手がかりをみつける実験ブースを親子でまわりました。
こども達は事件現場に残された手がかりを見て、真剣に用紙に書き込みをしていました。それから現場に残された「茶色のしみ」「コーラ」「コーラをいれたカップ」「くまさんの人形についたにおい」「くまさんについていた粉」などの手がかりを使い本物の捜査官さながらに科学実験を通して犯人はだれかと推理していました。親子で来場してくれた方が多く、親御さんも一緒になって考え、悩みながら、それぞれの答えを出していたようです。会場は一日中多くの来場者で活気にあふれていました。(東工大サイエンステクノ 立石さん記)
くまさんのミステリー「ほんとうの」話










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